TOEIC Link公開日: 2026年4月15日

TOEIC Link vs 従来の TOEIC L&R 徹底比較

ETS の新しいオンライン試験 TOEIC Link と、長年の定番 TOEIC L&R。形式、スコア、費用、認知度、メリット・デメリットを徹底比較し、あなたに最適なテストを見極めます。

一目でわかる比較表

項目従来の TOEIC L&RTOEIC Link
試験形式マークシート(紙ベース / IBT)オンライン・自宅受験
試験時間約120分(L: 45分 + R: 75分)約40分(L&R のみの場合)
問題数200問(L: 100問 + R: 100問)アダプティブにより可変
スコアスケールL: 5〜495 / R: 5〜495(合計: 10〜990)セクションごとに 0〜25
配信方式テストセンター / 団体受験オンライン(EPN パートナー経由)
評価技能Listening と Reading のみL・R・S・W(モジュール選択可)
受験場所指定テストセンター自宅 / 任意の場所
アダプティブなし(固定形式)あり(L&R セクション)
スコア返却約2〜4週間48時間以内
CEFR 対応おおよその対応表あり直接対応(スコア = CEFR レベル)
試験監督対面のプロクターAI + 人間のハイブリッド
利用可能地域グローバル(150か国以上)一部の市場(中東中心、拡大中)

スコア換算ガイド:TOEIC Link 0〜25 と TOEIC L&R 5〜495 の対応

ETS は TOEIC Link と従来の TOEIC L&R の公式な直接換算表を発表していません。しかし、両テストとも CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に対応しているため、CEFR レベルを「橋渡し」としておおよその対応関係を把握できます。

CEFRTOEIC Link(セクション)TOEIC L&R(合計)説明
C121-25945-990上級 / ビジネスで自在に使える
B216-20785-940中上級 / 自立した使用者
B111-15550-780中級 / 日常業務をこなせる
A26-10225-545初級 / 基礎的なコミュニケーション
A10-510-220初心者 / 限定的な理解

注意: 上記はCEFR対応に基づく推定値であり、ETS公式の換算ではありません。スコアの公式な比較が必要な場合は、ETS または受験先の機関に直接確認してください。

誰がどちらのテストを受けるべきか

従来の TOEIC L&R が向いている人

日本・韓国など、TOEIC L&R スコアが広く認知されている国で就職活動する

企業や大学が「TOEIC ○○○点以上」を明確に要求している

10〜990 スケールのスコアが必要

テストセンターでの対面受験を好む

確立された試験実績と豊富な対策教材を重視する

TOEIC Link が向いている人

中東・新規市場で TOEIC Link が利用可能な地域にいる

4技能(L・R・S・W)をまとめて評価したい

短時間でテストを完了したい(全4技能で約81分)

自宅から受験したい

CEFR ベースのスコアで国際的に英語力を証明したい

結果を早く知りたい(48時間以内)

認知度・受け入れ状況の比較

従来の TOEIC L&R は40年以上の歴史を持ち、世界150か国以上・14,000以上の組織で利用されています。特に日本と韓国では事実上のビジネス英語力指標となっており、就職・昇進・大学入試に広く活用されています。

TOEIC Link は2025年に開始されたばかりの新しいテストで、現在の認知度は限定的です。中東地域を中心に導入が始まっており、CEFR 直接対応のスコアスケールはヨーロッパやグローバル企業には親しみやすいものです。しかし、日本を含むアジア市場での普及はこれからです。

TOEIC L&R の認知度

  • 150か国以上で利用
  • 日本:就活・昇進のデファクトスタンダード
  • 韓国:大学入試・就職に広く使用
  • グローバル企業の多くが認識

TOEIC Link の認知度

  • 2025年開始の新テスト
  • 中東地域(UAE、サウジアラビア等)で利用可能
  • CEFR 対応でヨーロッパ企業に親和性が高い
  • 日本・韓国での認知はこれから

費用比較

従来の TOEIC L&R

日本での受験料:7,810円(税込)

海外での受験料:地域により $40〜$100 程度

リピート割引あり(日本)

TOEIC Link

料金は EPN パートナーにより異なる

モジュール選択制のため、全技能受験と一部技能受験で料金が異なる可能性

交通費・宿泊費が不要(自宅受験のため)

TOEIC Link の正確な受験料は EPN パートナーのウェブサイトで確認してください。自宅受験のため、テストセンターへの交通費や宿泊費がかからない点は隠れたコストメリットです。

受験可能地域の比較

従来の TOEIC L&R は150か国以上で実施されており、世界中のほぼどこでも受験可能です。テストセンターは主要都市に多数あり、年に複数回開催されます。日本だけでも年間約200万人が受験しています。

一方、TOEIC Link は2026年4月時点で一部の市場でのみ利用可能です。主にアラブ首長国連邦、サウジアラビアなどの中東地域が対象です。ETS はさらなる地域への展開を計画していますが、日本を含む主要アジア市場への導入時期は未確定です。

地域制限に注意: TOEIC Link を受験したくても、お住まいの地域で利用できない場合があります。受験前に EPN パートナーの一覧を確認してください。

メリット・デメリット比較

従来の TOEIC L&R

メリット

圧倒的な認知度 — 日本では就活の必須スコア

豊富な対策教材・過去問

グローバルに受験可能(150か国以上)

長年の実績と信頼性

10〜990 スケールの馴染み深さ

デメリット

テストセンターまでの移動が必要

試験時間が長い(120分)

スコア返却まで2〜4週間

Listening と Reading のみ(S&W は別試験)

固定形式で全受験者に同じ問題

TOEIC Link

メリット

自宅から受験可能 — 移動不要

圧倒的に短い試験時間(全4技能で約81分)

48時間以内のスコア返却

4技能をモジュール式で柔軟に選択

アダプティブ技術でより正確な実力測定

CEFR 直接対応で国際的に比較しやすい

デメリット

利用可能地域が限定的(日本未対応)

認知度が低い — 多くの企業がまだ受け入れていない

対策教材がほぼない

ウェブカメラ・マイク・安定した回線が必要

新しいテストのため実績データが少ない

どちらのテストが自分に合っている?判断フレームワーク

以下の質問に答えることで、あなたに最適なテストを判断できます。

受験の目的は?

TOEIC L&R: 日本・韓国での就職、昇進、大学入試
TOEIC Link: 国際的な英語力証明、CEFR ベースの評価

お住まいの地域は?

TOEIC L&R: 日本、韓国、ヨーロッパ、アメリカなど(グローバル)
TOEIC Link: UAE、サウジアラビアなど(TOEIC Link 対象地域)

評価したい技能は?

TOEIC L&R: Listening と Reading のみで十分
TOEIC Link: 4技能(L・R・S・W)を一度に評価したい

結果はいつ必要?

TOEIC L&R: 2〜4週間の余裕がある
TOEIC Link: 48時間以内に結果が欲しい

テスト環境の好みは?

TOEIC L&R: 監督付きテストセンターで集中したい
TOEIC Link: 自宅からリラックスして受験したい

結論: 日本で就活や昇進を目指すなら、現時点では従来の TOEIC L&R が最も実用的な選択です。一方、TOEIC Link が利用可能な地域にいて、より短時間・柔軟な受験体験を求めるなら、TOEIC Link は優れた代替手段です。将来的に TOEIC Link のグローバル展開が進めば、この判断は変わる可能性があります。

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よくある質問

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