TOEIC Link vs 従来の TOEIC L&R 徹底比較
ETS の新しいオンライン試験 TOEIC Link と、長年の定番 TOEIC L&R。形式、スコア、費用、認知度、メリット・デメリットを徹底比較し、あなたに最適なテストを見極めます。
一目でわかる比較表
| 項目 | 従来の TOEIC L&R | TOEIC Link |
|---|---|---|
| 試験形式 | マークシート(紙ベース / IBT) | オンライン・自宅受験 |
| 試験時間 | 約120分(L: 45分 + R: 75分) | 約40分(L&R のみの場合) |
| 問題数 | 200問(L: 100問 + R: 100問) | アダプティブにより可変 |
| スコアスケール | L: 5〜495 / R: 5〜495(合計: 10〜990) | セクションごとに 0〜25 |
| 配信方式 | テストセンター / 団体受験 | オンライン(EPN パートナー経由) |
| 評価技能 | Listening と Reading のみ | L・R・S・W(モジュール選択可) |
| 受験場所 | 指定テストセンター | 自宅 / 任意の場所 |
| アダプティブ | なし(固定形式) | あり(L&R セクション) |
| スコア返却 | 約2〜4週間 | 48時間以内 |
| CEFR 対応 | おおよその対応表あり | 直接対応(スコア = CEFR レベル) |
| 試験監督 | 対面のプロクター | AI + 人間のハイブリッド |
| 利用可能地域 | グローバル(150か国以上) | 一部の市場(中東中心、拡大中) |
スコア換算ガイド:TOEIC Link 0〜25 と TOEIC L&R 5〜495 の対応
ETS は TOEIC Link と従来の TOEIC L&R の公式な直接換算表を発表していません。しかし、両テストとも CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に対応しているため、CEFR レベルを「橋渡し」としておおよその対応関係を把握できます。
| CEFR | TOEIC Link(セクション) | TOEIC L&R(合計) | 説明 |
|---|---|---|---|
| C1 | 21-25 | 945-990 | 上級 / ビジネスで自在に使える |
| B2 | 16-20 | 785-940 | 中上級 / 自立した使用者 |
| B1 | 11-15 | 550-780 | 中級 / 日常業務をこなせる |
| A2 | 6-10 | 225-545 | 初級 / 基礎的なコミュニケーション |
| A1 | 0-5 | 10-220 | 初心者 / 限定的な理解 |
注意: 上記はCEFR対応に基づく推定値であり、ETS公式の換算ではありません。スコアの公式な比較が必要な場合は、ETS または受験先の機関に直接確認してください。
誰がどちらのテストを受けるべきか
日本・韓国など、TOEIC L&R スコアが広く認知されている国で就職活動する
企業や大学が「TOEIC ○○○点以上」を明確に要求している
10〜990 スケールのスコアが必要
テストセンターでの対面受験を好む
確立された試験実績と豊富な対策教材を重視する
中東・新規市場で TOEIC Link が利用可能な地域にいる
4技能(L・R・S・W)をまとめて評価したい
短時間でテストを完了したい(全4技能で約81分)
自宅から受験したい
CEFR ベースのスコアで国際的に英語力を証明したい
結果を早く知りたい(48時間以内)
認知度・受け入れ状況の比較
従来の TOEIC L&R は40年以上の歴史を持ち、世界150か国以上・14,000以上の組織で利用されています。特に日本と韓国では事実上のビジネス英語力指標となっており、就職・昇進・大学入試に広く活用されています。
TOEIC Link は2025年に開始されたばかりの新しいテストで、現在の認知度は限定的です。中東地域を中心に導入が始まっており、CEFR 直接対応のスコアスケールはヨーロッパやグローバル企業には親しみやすいものです。しかし、日本を含むアジア市場での普及はこれからです。
TOEIC L&R の認知度
- 150か国以上で利用
- 日本:就活・昇進のデファクトスタンダード
- 韓国:大学入試・就職に広く使用
- グローバル企業の多くが認識
TOEIC Link の認知度
- 2025年開始の新テスト
- 中東地域(UAE、サウジアラビア等)で利用可能
- CEFR 対応でヨーロッパ企業に親和性が高い
- 日本・韓国での認知はこれから
費用比較
日本での受験料:7,810円(税込)
海外での受験料:地域により $40〜$100 程度
リピート割引あり(日本)
料金は EPN パートナーにより異なる
モジュール選択制のため、全技能受験と一部技能受験で料金が異なる可能性
交通費・宿泊費が不要(自宅受験のため)
TOEIC Link の正確な受験料は EPN パートナーのウェブサイトで確認してください。自宅受験のため、テストセンターへの交通費や宿泊費がかからない点は隠れたコストメリットです。
受験可能地域の比較
従来の TOEIC L&R は150か国以上で実施されており、世界中のほぼどこでも受験可能です。テストセンターは主要都市に多数あり、年に複数回開催されます。日本だけでも年間約200万人が受験しています。
一方、TOEIC Link は2026年4月時点で一部の市場でのみ利用可能です。主にアラブ首長国連邦、サウジアラビアなどの中東地域が対象です。ETS はさらなる地域への展開を計画していますが、日本を含む主要アジア市場への導入時期は未確定です。
地域制限に注意: TOEIC Link を受験したくても、お住まいの地域で利用できない場合があります。受験前に EPN パートナーの一覧を確認してください。
メリット・デメリット比較
メリット
圧倒的な認知度 — 日本では就活の必須スコア
豊富な対策教材・過去問
グローバルに受験可能(150か国以上)
長年の実績と信頼性
10〜990 スケールの馴染み深さ
デメリット
テストセンターまでの移動が必要
試験時間が長い(120分)
スコア返却まで2〜4週間
Listening と Reading のみ(S&W は別試験)
固定形式で全受験者に同じ問題
メリット
自宅から受験可能 — 移動不要
圧倒的に短い試験時間(全4技能で約81分)
48時間以内のスコア返却
4技能をモジュール式で柔軟に選択
アダプティブ技術でより正確な実力測定
CEFR 直接対応で国際的に比較しやすい
デメリット
利用可能地域が限定的(日本未対応)
認知度が低い — 多くの企業がまだ受け入れていない
対策教材がほぼない
ウェブカメラ・マイク・安定した回線が必要
新しいテストのため実績データが少ない
どちらのテストが自分に合っている?判断フレームワーク
以下の質問に答えることで、あなたに最適なテストを判断できます。
受験の目的は?
お住まいの地域は?
評価したい技能は?
結果はいつ必要?
テスト環境の好みは?
結論: 日本で就活や昇進を目指すなら、現時点では従来の TOEIC L&R が最も実用的な選択です。一方、TOEIC Link が利用可能な地域にいて、より短時間・柔軟な受験体験を求めるなら、TOEIC Link は優れた代替手段です。将来的に TOEIC Link のグローバル展開が進めば、この判断は変わる可能性があります。
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よくある質問
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